こんにちは!


今日は、少し変わった原因の腰痛についてお話ししていこうと思います。

先日来院された、女性の患者さんの話なのですが、朝座っていて、体を左に捻った時に脇腹から腰に掛けて激痛が走り、来院されました。

左を向くと出る痛みの直接の原因は、
恐らく、広背筋や内腹斜筋などの体を左に捻る筋肉だと思われますが、

問題は、なぜそこがそんなに過緊張しているのか?
言い換えれば、
なぜそこがそんなに頑張らなければいけなかったのか?
さらなる原因があるはずです。

結論から申しますと、この方の場合、
昔からクセになっている、強い〈内股〉が大きな原因となっていました。

まず、腰は動く時に他の関節とも連動するのですが、
特に体を捻る動作は股関節も強く連動し、股関節も回旋運動をします。

しかし、股関節が強い内股の場合はどうでしょう?

皆さんも試しにやってみて欲しいのですが、
立っていても座っていても、脚を思い切り内股にした状態で腰を捻っていくと、
通常時より、腰が捻り辛くなるのが分かると思います。

これは、股関節がすでに目一杯捻れた状態である為ロックが生じてしまい、
腰が捻れる時に必要な、股関節の回旋運動が行われない事で起きます。

さらに、
この時期ちょうど、いつもよりデスクワークが長く続いたそうですので、
それによって、肩甲骨周りの筋が硬く、動きが悪くなり
、それにより、後ろを振り向く時に必要な、胸を開く動作も満足に行われず
体を捻る動きを、背中から腰の筋肉(特に左側)に依存し過ぎてしまったのだと推測出来ます。

よって、
股関節のロックを解き内股をなるべく正常位置に持っていき、股関節の動きを自由にし、
肩、肩甲骨周りの硬さをリリースし、肩甲骨の動きを出すようにする事で、
体を捻った際の激痛は消失しました(かなり大変でしたが…)。


今回のような腰痛の原因は、特に女性に多いです。
そして、
股関節は内股なのに、爪先が外を向いているばかりに気が付かない
【隠れ内股】
の男性も意外といらっしゃいます。

普段から内股である事が気になっていて
腰痛などの体の不調に悩んでおられる方は、
是非一度、ProStyleにお電話を^ ^