こんにちは^ ^

今日は、膝痛の患者さんの症例報告です。

60代女性、体を使う仕事をしており、段々と右膝に痛みが出始める。
しだいに曲がり難くなり、しゃがむのが辛くなる。
病院では変形性の物だと言われる。
腫れたり水が溜まったりして、病院で何度か抜いて一時は改善。
数ヶ月後にまた水が溜まり出し、それから10回以上抜いたが良くならず、現在に至る。

と言った状態でした。

まず、一回目の治療時(途中経過)の写真をご覧下さい。

微妙にアングルや服装は違いますが、
左の治療前に比べて、右の方は、
より深くしゃがめて、上半身の姿勢も良く、安定しているのが分かるかと思います。
左の画像を見ると、しゃがみ辛そうで、なんだか前に転んでしまいそうです。


この時私は、
“背中の筋肉”を治療しただけなのです。

え?とお思いでしょうが、
実は背中の筋肉と膝痛は凄く関係が深いのです。

これは〈広背筋〉と言う筋肉なのですが、
背中の凝りや張り、肩凝りや猫背などでお悩みの方は、
この筋肉がガチガチに硬くなっている事が多いです。(この患者さんも、少し背中が丸くて広背筋はガチガチでした)

この広背筋は、〈上腕骨〉〈骨盤〉にくっついており、
硬くなると、腕を下に引っ張り腕が上げ辛くなったり(この方は右腕が上がりませんでした)
骨盤を上に(前傾方向)引っ張り、骨盤の動きを邪魔する事があります。

人はしゃがむ時・立ち上がる時、
必ず骨盤の動き・助けが必要になります。
その骨盤の助けが得られない、つまり膝の負担が増えた状態でしゃがんだり立ったりを繰り返している内に、
膝で炎症が起きて、膝痛になってしまったのでしょう。


この方は、他にも足首の硬さなどもあり、さらに細かく治療していった所、
現在までに数回来院して下さってますが、今ではしゃがむ時に痛みは無く、あれから水も溜まってないと言う事です。


膝に湿布を貼ったり、痛み止めを飲んで誤魔化している方。
膝に電気を掛けたりマッサージしている方。
膝の痛みを何度も繰り返している方。

原因は膝ではないかも知れません
是非一度、ProStyleにお電話下さい^ ^